様似町にある昭和初期創業の老舗の御菓子屋「梅屋」。
この店で誕生し現在に到るまで息の長い人気商品となっているのが「尻餅」だ。
2代目店主の平田能久氏によると、尻餅の誕生のきっかけとなったのは、80年代に始まった一村一品運動だという。
JR様似駅は、日高線のどん尻の駅(終着駅)にあたる。加えて酒席の話題で「尻餅をついた、と言うが、ついた餅は見たこともない」という話題がでたこともきっかけになったそうだ。
腰からお尻の丸みまでを再現した尻餅は赤く染められ、とてもかわいらしく、味は甘さ控えめで「すあま」のような味わいをもつ。
尻餅が2つセットとなった「おしり愛」も販売しており、プレゼント用などとして人気を博している。