例年7月の第1日曜日に新ひだか町の三石蓬莱山公園で開催さ れるまつり。長さ130mもあるしめ縄飾りがまつりのシンボルと なっている。中央部の直径は3.4m、重量は2.8tもあり、設置に は4時間以上をかけて10人ほどの作業員が慎重にワイヤーを引 き、釣り上げる。 このしめ縄は、その昔恋に落ちたアイヌ人が三 石川に遮られ、結ばれることなく年月が過ぎそのまま岩となって しまったという伝説をもとに、その二つの岩を結ぶために架けら れるという。 その岩山は雄蓬莱、雌蓬莱とも呼ぶ。 しめ縄は、まつりの1週間ほど前から設置され、その威容を見る ことができる。 会場では、新ひだか町の特産品みついし牛が販売され、歌謡 ショーや町外のよさこいチームも招いたよさこいソーランが開催 され、毎年多くの人で賑わっている。