国道236号は、十勝の帯広市を起点に浦河町に至る全長139kmの幹線道路である。
1970年から自然環境にも配慮する方法で工事が進められ、別名「天馬街道(てんまかいどう)」ともいわれる。この天馬街道の中で、日高山脈の野塚岳のどてっ腹を貫いているのが、延長4,232mと北海道でも有数の長さの「野塚トンネル」だ。
日高山脈を貫く野塚トンネルから浦河寄りに数百m進んだところに、全長158mの青い橋「翠明橋」が架かっており、そのたもとに、超軟水の湧水で有名な「翠明橋公園」とパーキングエリアがある。
この公園からも、間近にそびえる双子山はじめ、折り重なって見える峰々の色づきを楽しむことができる。
また、付近には、国道沿いから紅葉を楽しめるポイントが随所にある。その代表格が、その名も「五色橋」から見る紅葉だ。翠明橋公園からは浦河側に2kmほど下った場所に架かる橋で、ここの紅葉は、太平洋に流れ込む日高幌別川支流ニオベツ川の上流に位置しており、深い渓谷を作り出しているのが特長。