全長約150kmにも及ぶ長大な日高山脈の突端にあたる岬。
周辺は日高山脈襟裳国定公園に指定され、4段にもおよぶ海岸段丘があり、突端には海食崖や岩礁があって豪壮な景観を呈し、展望台に立って沖の方を見ると2km先まで続く岩礁が海へと沈んでいく。
また、襟裳岬は風速10m/s以上の風が吹く日が年間260日以上もある日本屈指の強風地帯であることから「風極の地」と呼ばれている。
岬の突端の岩礁には、約600頭のゼニガタアザラシが生息していて、「風の館」から展望鏡でその姿を見ることができる。
襟裳岬灯台は、北海道えりも町の襟裳岬先端に立つ白亜の大型灯台で、「日本の灯台50選」にも選ばれている。