日本最後の山岳秘境「日高山脈」は日勝峠から襟裳岬まで、北海道の半分をわけるように、細く続く大きな山脈であり、「北海道の背骨」といわれている。
道内の山の多くが火山なのに対し、日高山脈は北アルプスと同じく、およそ1400万年前の造山運動によって生まれた山脈であり、その山肌には太古の氷河の痕跡であるカールが多数確認されている。
また、北海道百名山に名をつらねるチロロ岳、北戸蔦別岳、1967峰のほか、ペンケヌーシ岳や沙流岳など、登りごたえのある山々と壮大な景色が魅力であり、トレッキングやバックカントリースキーなどを楽しむこともできる。
毎年この山脈を制覇しようと多くの登山家たちが集う。