日高山脈を源にする日高幌別川や元浦河などの河川を有する浦河町は、それぞれの自然環境のもと、多くの野鳥を観察することができる。
これまでに浦河町内では、国内の約4割にあたる252種(浦河 探鳥クラブ2011年データ)の野鳥が河川や海岸、山間部などでその姿や鳴き声を確認されている。
その中には国の天然記念物に指定されている「オオワシ」や「オジロワシ」等も含まれている。
黒い体に黄色いくちばしをもち、くさび型の尾と翼の前縁が白いオオワシと、褐色の身体に名前のとおり白くやや短い尾をもつオジロワシは主に日高幌別川と元浦川で例年11月頃から見られ、多い時で100羽前後の数が確認できる。
他にも「マガン」「コクガン」「ヒシクイ」「クマゲラ」なども町内で観察することができる。