噴火湾で獲れる、冬が出荷最盛期の地元名物ホタテを主役にした祭り。
ホタテ詰め放題やホタテ釣り放題をはじめ抽選会等のイベントが行われる豊浦町冬の収穫祭。
なかでも「世界ホタテ釣り選手権大会」はこの祭り注目の催しだ。噴火湾でのホタテの養殖発祥の地「豊浦」を世界に向けて発信するべく始まったご当地イベントで、ホタテを活用し、公式ルールのもと競技化して行われるホタテ釣りの世界大会は全国初である。
競技時間は3分間で、水槽内にいる口の開いたホタテ貝に専用の仕掛けを入れ、口を閉じた瞬間に釣り上げる。
釣り上げた枚数で勝敗が決まり、競技中は釣り上げるたびに大きな歓声があがり、会場が笑顔と熱気につつまれる。20歳以上の健康な方であれば誰でも参加でき、毎年地元内外から多数応募がある。
漁師やその他のさまざまな職業の人が競技に参加しているそうだ。
予選、本選があり、予選は先着80名。本選には予選から勝ち上がった30名と予選敗退者を含む追加応募者の中から抽選で34名が参加できる。
優勝者には賞金と副賞として、ホタテ1年分、チャンピオンベルトも贈呈される。毎年このイベントに向けて練習を重ねる人も存在し、年々大会参加者のレベルが上がっている。
小学生限定のジュニア大会や、ホタテ釣り選手権の優勝、準優勝者がどのブロック(1回戦8試合中)から出るかを投票する、ホタテ釣りダービーもあわせて開催されるなど、観客も楽しませ るための趣向が凝らされている。