登別地獄まつりは、例年8月の最終土曜日・日曜日に開催される登別温泉最大の祭りである。
登別温泉の地獄谷から地獄の釜のふたが開いて、閻魔(えんま)大王が鬼たちを引き連れて登別温泉に訪れるという伝説をもとにしている。
「前触れ太鼓」をはじめ、重さ1tのみこしを担ぐ「鬼みこし暴れ練りこみ」や地獄の審判を下しにくる高さ6mの「閻魔大王のからくり山車」を中心とした「地獄大行列」、観光客も一緒に参加できる「鬼踊り大群舞」など、鬼たちが賑やかに登場する迫力満点の祭りである。
登別温泉最大というだけあって、祭りには多くの地元民が参加、協力している。
夏の終わりを盛大に盛り上げようという、熱気と勢いとその一体感は一見の価値があるだろう。