登別地獄祭りは、例年8月の最終土曜日・日曜日に2日間にわたって開催される登別温泉最大の祭りである。
登別温泉の地獄谷から地獄の釜のふたが開いて、閻魔(えんま)大王が鬼たちを引き連れて登別温泉に訪れるという伝説をもとにしており、多種多様な催しが行われる。
「前触れ太鼓」をはじめ、重さ1tにもなる迫力満点の「鬼みこし暴れ練り込み」や「閻魔大王のからくり山車」を中心とした「地獄大行列」、観光客も一緒に参加できる「鬼踊り大群舞」などが連日繰り広げられる。
最終日には約1,600発の花火が披露される。
普段は入ることのできない地獄谷の山肌から一斉に花火が打ち上がり、山肌に反射する光と谷にこだまする音は圧倒的。
観客は地獄谷展望台などから見物することができ、近距離から次々と打ち上がる「爆裂花火」の迫力に自然と歓声があがる。
登別温泉最大というだけあって、祭りには多くの地元民が参加、協力している。
夏の終わりを盛大に盛り上げようという、熱気と勢いとその一体感は一見の価値があるだろう。
※新型コロナウイルス感染症の状況に応じて規模の縮小や延期、中止となる場合があります。