壮瞥の旬の味覚を楽しむために開かれるのが「そうべつりんごまつり」だ。
例年10月上旬に行われるこのイベントでは、りんごや地場産野菜、希少な「とうや湖和牛」などを即売し、焼肉コーナーで焼いて食べることができる。
また、地元産の野菜が入った袋を、フックのついた棒で釣り上げる「産物釣り」やりんごの詰め放題コーナーが例年大人気で、行列ができるほど。
秋の壮瞥町の魅力をまるごと堪能することができるイベントとして地元住民はもとより観光客からも愛されている。
壮瞥町に初めてりんごの木が植えられたのは、開墾間もない1876年頃で、1965年頃までは4~5軒しかなかった果樹農家は、いまでは30軒程度に増え、道内有数のくだもの生産地として知 られるようになった。
くだもの村のメンバーで開園100年になる老舗の「浜田園」には1890年頃の入植当時に植えられたといわれる壮瞥町最古のりんごの木が現存している。