伊達の開拓の歴史は古く、1870年に北海道の団体移住の先陣を切って、伊達邦成とその家臣が現在の伊達市に鍬をおろしたのが始まり。
また、1880年に官営で設置されたてん菜製糖工場は、現在の北海道糖業道南製糖所の前身であり、北海道のてん菜糖工場の先駆けとなった。その歴史を背景に、道内有数の野菜産地となった伊達の野菜は「伊達野菜」として市場で高い評価を得ている。
また、個人経営の直売所が多数存在するのも特徴。市内には、個人で行っている野菜や花などの直売所も存在する。
市内中心部から車で5分くらい走ると、有珠地区にはメロンやりんごなどの果物や野菜が売られる農家の直売所が多数並んでいるほか、キノコや山菜で有名な大滝区優徳町には「ファーム453」という農家直売所があり、地元産の野菜やキノコ等が販売されている。(市内中心部から車で約40分 国道453号沿いセイコーマート手前)
●伊達のトマトは、伊達を開拓した伊達藤五郎邦成にちなんで「藤五郎」とネーミング。トマトジュースも首都圏を中心に人気。●藍の国内最大、道内唯一の生産地。(全国の藍の生産量の約3割が伊達市産)
●伊達の藍は、1874年に徳島より伊達へ藍種を取り寄せて栽培し、1879年に製藍所を設置したのが始まりで、伊達の温暖な気候で二毛作が可能。