「ほべつメロン」はむかわ町の特産品であり、地域団体商標に認定されている。
その歴史は、夕張から旧穂別町に移り住んだ小林勇氏が、夕張産のキングメロンを上回る糖度と果肉の厚いメロンの試作に成功し、出荷した1972年にさかのぼる。
現在は、ルピアレッドを主流に製菓向けの栽培が続いている。初夏の強い日差しと、夜の涼しさとの温度差がほべつメロンの熟成を助け、糖度の高い、甘くて柔らかい実ができあがる。
品質を保つため1本の樹に2個から4個だけ選定して丹念に育てており、香りと高い糖度、大玉でネットが特に美しいことが特徴で、1996年に農林水産大臣賞を受賞している。