●とまこまいカレーラーメン
北海道におけるカレーラーメンは、1965年に創業した「味の大王」が発案したのがはじまり。初代店主の高橋一郎は、苫小牧の名物を作りたいという強い思いのもと、大衆に圧倒的な支持を受けていた「カレー」と「ラーメン」の融合を発想し、試行錯誤の上「カレーラーメン」を生み出した。現在は多くの飲食店で工夫され、個性豊かな味わいのあるご当地グルメとして提供されている。
カレーラーメンとともにご当地グルメとして親しまれているのがホッキカレーだ。2つのカレー料理をW(ダブル)カレーと呼び、「Wカレーの街とまこまい」を宣言。また、共に文化庁「100年フード」に認定される快挙も得ている。とまこまいカレーラーメン振興局は「とまこまい・東いぶりWカレーマップ」を発行し、提供する飲食店約50軒を紹介している。
●室蘭カレーラーメン
ちぢれ麺に絡む濃厚カレースープが特徴の室蘭ご当地ラーメン。室蘭カレーラーメンは、日本人の好物であるラーメンとカレーをただ単に合わせたものではなく、ラーメンと相性の良いカレースープを各店主が考え抜いた味。鉄のまち室蘭ならではの風土が育てた庶民の味である。北海道特有のちぢれ麺やチャーシュー、様々な野菜やワカメなどの美味しさのハーモニーを奏でる。