昭和20年代後半、肉の代わりにホッキ貝を使ったカレーライスを漁師たちが食べていたのが始まりと言われ、一般家庭にも広まって行った。現在では、多くの飲食店で提供される地元グルメとして定着している。
水揚げ量日本一を誇るホッキ貝は、資源保護の観点から禁漁期間を設けるなど「海の宝」として守られている。その甲斐あって苫小牧産ホッキは大型で肉厚、かむほどに甘さと旨みが広がるのが特徴。うまみがダシとなり、カレーと合わさり何んとも言えぬ味わいとなる。
ホッキカレーとともにご当地グルメとして親しまれているのがカレーラーメンだ。2つのカレー料理をW(ダブル)カレーと呼び、「Wカレーの街とまこまい」を宣言。また、共に文化庁「100年フード」に認定される快挙も得ている。とまこまいカレーラーメン振興局は「とまこまい・東いぶりWカレーマップ」を発行し、提供する飲食店約50軒を紹介している。
INFORMATION
●とまこまい・東いぶりWカレーマップ