アイヌ民族の衣類や狩猟用具、信仰儀礼用具など伝統的な生活文化をうかがい知ることのできる約四千点の民具資料を収蔵した博物館。
独特の外観が目を引く「二風谷アイヌ文化博物館」は、貴重なアイヌ文化を正しく受け継ぎ、未来へと伝えていくことをコンセプトとし、1991年に建設された。
館内は3つのブースにわけられ、人間と神と自然(大地)が一体となって営まれるアイヌの暮らしと文化をそれぞれの側面から伝えている。
民具や祭事品などの展示資料のほか、文字がなく口承文化として伝えられるユーカラ「英雄事詩」をビデオステージで実際に聞く事ができるなど視覚・聴覚双方でアイヌ文化を体感することができる施設だ。