えりも町は襟裳岬周辺の太平洋に面した約67kmの海岸線を有している。
比較的温暖で四季及び昼夜の気温の変化も少なく過ごしやすい気候であり、降雪量は少ないが降水量はやや多い地域となっている。
昆布漁は7月上旬に解禁となり、9月末まで続く。
昆布は、9月上旬からの等級検査を経て、下旬には全国に向けて「日高昆布」として出荷される。
またえりも町では、夏から秋にかけての昆布干しの様子が風物詩となっている。
日高昆布の加工には手間と時間と熟練技が必要で、昆布漁に携わる町民は真剣にその作業に励んでいる。
日高昆布は早く煮えてやわらかくなるのが特徴で、出汁を取るだけではなく、昆布巻き・佃煮・おでん種などに使用され、家庭生活に欠かせないものになっている。